学生?卒業生の声


清泉女子大学の学び、それがどのような価値を生み出すのか、実際にインタビューしました。


在学生インタビュー

* インタビュー内容?学年は取材当時のものです。
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やりたいことに挑戦できる 清泉には自分を伸ばすチャンスがたくさんあります
伊藤 愛歩さん(神奈川県立 横浜平沼高等学校 出身)
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やりたいことに挑戦できる
清泉には自分を伸ばすチャンスがたくさんあります


伊藤 愛歩さん
日本語日本文学科4年(2025年度)
神奈川県立 横浜平沼高等学校 出身
清泉で芽生えた向上心と前向きな心
小さい頃から、本を読むことが好きで、登場人物の心情を考察し、そこに隠された謎や心理を紐解いていくことに興味を持っていました。特に物語の世界観や、生活、風景、主人公を取り巻く人たちを追求していくことが好きだったので、大学では文学作品を追求したいと思うようになりました。そして出会ったのが、清泉の日本語日本文学科です。“古事記”などの上代文学から、“羅生門”などの近代文学まで幅広い時代の物語を考察できる点に興味を持ちました。また、日本語学の授業では、その物語が書かれた当時の日本語や文字について調査するため、より深く物語を知ることができます。特に、「くずし字読解」と「日本古典文学基礎演習」の授業は、奥が深く、自分が学びたかったことを探究でき、心から清泉に入ってよかったと思いました。また、さまざまな問題について考えるとき、どう考えていいかわからず、いつも同じような意見になってしまっていました。しかし今は、文献を調査したり、俯瞰して考えたりして、自分の考えを確立し、意見を述べられるようになりました。以前から日本各地に実際に行き、その土地を深く知りたいと思っていたので、PBLへの参加を決意。この一歩を踏み出せたのも、清泉で過ごす中で向上心が芽生えたからだと思います。

PBLで得られた貴重な経験の数々

私は「清泉PBL北陸カレッジ」と「清泉PBL瀬戸内カレッジ」に2年連続で参加。北陸カレッジでは、紫式部ゆかりの地の魅力を知ってもらうにはどうしたらいいかというテーマだったので、学科の学びを活かした案をいくつも考え、提案しました。アイデアが一方的にならないよう、現地実習では現地の方に丁寧にヒアリングを行い、相手の意向を組み込んだ内容になるよう心がけました。PBL活動を通じて、資料作成の技術が向上しただけでなく、メンバーと現地に行ったり、打ち合わせを重ねるなど、共に時間を過ごすことで学科や学年を越えたつながりも強くすることができました。このようなプロジェクト型学習によって貴重な経験を得られるのも、清泉の魅力のひとつ。挑戦してよかったと思います。

学びを通して広がる見識

特に面白いと感じたのは、「日本古典文学基礎演習」。高校の学びとは大きく異なり、なぜこの人物が生まれたのか、なぜこの言い回しになっているのかなど、自ら「問い」を立てるところから始まります。同じテーマでも、人によって視点が異なり、自分では思いもよらない考察を聞けることも。見識が広がりました。

学科の学びをPBLで活かす

PBLでは、日本語日本文学科で学んだ知識をアイデアとして提案する機会に恵まれました。学んだことを課題解決の糸口として発案できたことは自信になりました。また、自分の考えを資料としてまとめたり、発表したりする機会も多く、入学時と比べて、他者にわかりやすく伝える能力が向上したと思います。

大学で得たことを自分の「強み」に
皿井 海音さん(私立 ルネサンス高等学校 出身)
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大学で得たことを自分の「強み」に


皿井 海音さん
スペイン語スペイン文学科 4年(2025年度)
私立 ルネサンス高等学校 出身

「学び」を「強さ」に

幼いころから趣味としてフラダンスやタヒチアンダンスを楽しむなど、異文化に触れることが大好きだった皿井さん。大学では、英語以外の言語を習得したいと、少人数で学べる清泉女子大学のスペイン語スペイン文学科へ進学しました。清泉で多くのことを学び、経験を重ねるなかで、好きだからこそ、学習意欲が高まることを発見。今ではスペイン語が自分の強みとなりました。

清泉で学ぶ理由

“スペイン語力を高めて、将来は語学を活かせる国際的な仕事に就きたい”という目標があり、基礎からスペイン語を学べる清泉を選びました。ゼロからのスタートでしたが、1、2年次に会話や文法など語学の土台を固め、日々の課題に取り組むうちに少しずつ理解できるように。不安なことは何でも先生に相談できるので、安心して学ぶことができます。

私を成長させてくれたキャンパスライフ

1、2年次にオープンキャンパスで、学科や大学の魅力を人前で紹介する機会を得ました。初めての体験だったので緊張しましたが、責任感をもって人前で話した経験が自信につながりました。これをきっかけに、何事にも積極的にチャレンジできるようになり、困難に対しても前向きに取り組めるように成長したと思います。

大学で得たことを自分の「強み」に

多様な学びを通して、自分の「好き」を深く掘り下げる楽しさを発見。スペイン語が好きというところから、背景となる歴史や文化を知りたい、他の言語も学んでみたいという思いにつながり、カナダやアイルランドにも留学しました。これらの「学び」が自分をアピールする「強み」に。今後は学んで得た知識や語学力を使い、より多くの人と交流を深めていきたいです。
高校生へのメッセージ
清泉は先生との距離が近いことも魅力。質問や相談がしやすい環境です。ネイティヴの先生と話す機会も多く、スペイン語を毎日使うこともできます。清泉には新しいことに挑戦する機会や出会いが多くあります。自分の興味や関心事を大切にして、やりたいことにチャレンジしてください。
「好き」が学びに変わった瞬間
下山田 野乃花さん(静岡県立 伊豆中央高等学校 出身)
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「好き」が学びに変わった瞬間
 


下山田 野乃花さん
足球彩票 4年(2025年度)
静岡県立 伊豆中央高等学校 出身

「好き」を「学び」に

社会科と宗教科の教員免許取得を目指している下山田さん。清泉女子大学を選んだ理由は、興味のあったキリスト教を深く学べると思ったことと、文化史を幅広く学ぶ環境が整っていたから。ここでなら、「好き」を深めながら、将来のために必要な学びができると確信しました。旧島津家本邸ガイドにも参加するなど、充実した学生生活を送っています。

清泉で学ぶ理由

足球彩票の魅力は、さまざまな分野の学びに触れることができ、自分の好きを追究できる点です。先生方も全力でサポートしてくださり、真摯に向き合ってくださいます。また、学生は多様な研究テーマに取り組んでいるので、それぞれの発表を聞くこともとても勉強になります。時代と地域が関わりあう足球彩票は、少人数で互いに刺激しあえる、最高の環境だと思います。

成長を感じる瞬間

高校時代は美術品をどのように鑑賞したらよいのかわかりませんでしたが、西洋美術史の先生の“作品に対する第一印象や率直な感想を大事にして欲しい”という言葉をきっかけに考え方や見え方が変化。授業で歴史や文化など知識を得たこともあり、積極的に美術館に行くようになりました。友人と感想を語り合うなど、自分なりの美術館の楽しみ方を見つけることができ、成長を実感しています。

「好き」が学びに変わった瞬間

2年次にイタリアの研修旅行に参加。事前学習を通じて、イタリアの食について調査を行いました。この学びが、歴史や食文化、気候的な特徴や生活習慣を知るきっかけになり、研修旅行がより充実したものに。自分の興味のあることを調べる中で、知識が身につくことを実感。好きなことが学びにつながる経験ができました。
高校生へのメッセージ
大学では、知識を蓄えるだけでなく、知識の探し方や使い方を学ぶことができます。清泉の学びを通して、好きなこと、興味のあることが見つかるはずです。少人数のアットホームな環境で、同じ目標を目指す仲間たち、面白くて知識豊富な先生方とともにあなたの「好き」を力に変えましょう!

卒業生インタビュー

* インタビュー内容は取材当時のものです。
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新たな学びや出会いが生まれる 清泉で過ごした日々は一生の宝物です
[首都圏新都市鉄道株式会社] 中西 彩瑛さん
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新たな学びや出会いが生まれる
清泉で過ごした日々は一生の宝物です

[首都圏新都市鉄道株式会社]
総務部 契約用度課
中西 彩瑛さん
2020年3月 英語英文学科 卒業
私立 青稜高等学校 出身
(2024年インタビュー)

一生懸命取り組んできたことが今の自分の原動力に

つくばエクスプレスを運営する会社で外部への発注業務や、契約管理業務を行っています。入社してから1年間は駅係員として鉄道の基礎を学び、その後、営業課でイベントの企画やグッズ販売などを担当、昨年4月より現在の部署に勤務しています。鉄道会社の魅力は、幅広くさまざまなことにチャレンジでき、今まで経験したそれぞれの部署で、新しい学びや発見がありました。特に、営業課に在籍していた際に開催したイベントでは、間近でお客さまの喜ぶ姿を見ることができ、達成感に満たされました。さまざまな業務を行う中で、最後まで諦めずに自分ができることをやり遂げる力は、まさに清泉で育まれたものです。教職課程の履修や、PBL活動への参加など、何事にも一生懸命取り組んできた経験が、今の自分の原動力になっています。

学生時代のたくさんの経験が自信に

私が鉄道業界へ進もうと思ったのは、清泉PBL「南九州カレッジ」に参加したことがきっかけです。これは、JR西日本と自治体、大学の産官学連携プロジェクトで、実際に観光地に来てもらうための魅力的なプランを考えるもの。学科や学年を越えて集まったメンバーと一からプランを考えた経験や、お客さまに向けてどのような見せ方をすれば興味をもってもらえるか、SNSを運用した経験など、活動中に培った力は今の仕事に直結しています。また、この体験から「お客さまと一番近くで関わる仕事がしたい」という想いが芽生え、多くの人の生活に欠かせない鉄道業界を目指すように。清泉で過ごした4年間が、将来の道を開くための力となり、今へとつながっています。英語英文学会の活動や教育実習など、たくさんの経験は「一生の宝物」です。

自分を成長させる学びがある

日本語日本文学科の歌舞伎の授業や足球彩票の講義にも参加。PBL 活動を含めて、学科を越えて学べる点が清泉の魅力です。興味のある学びを専門の先生方から学ぶことで視野が広がり、自ら学ぶ姿勢も身につきました。高校生の頃より、学ぶことが楽しいと思えるようになったのも大きな成長でした。

学びを現場で活かす

ゼミナールでは、映画やドラマにでてくる日常会話に着目し、日本語と英語の表現の違いを研究。より自然な会話表現などを知ることができ、生きた英語を学ぶことができました。社会人となり、駅員として外国人対応を行う際、学びが自分の強みになっていると実感します。

私の理想の教員像は 清泉の日々で育まれました
[学校法人 関東国際学園 関東国際高等学校] 蛯原 帆奈海さん
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私の理想の教員像は
清泉の日々で育まれました

[学校法人 関東国際学園 関東国際高等学校]
外国語科
蛯原 帆奈海さん
2022年3月 スペイン語スペイン文学科 卒業
神奈川県立 神奈川総合高等学校 出身
(2024年インタビュー)
高校でスペイン語と英語の指導のほか、高校1年生の担任を受け持っています。授業以外にも、長期留学や交換研修プログラムの企画、クラス運営や進路指導など、業務内容は多岐にわたります。忙しい日々ですが、生徒から「わかった!できた!」などの声を聞くと、教員としてのやりがいを感じます。本校のスペイン語コースは2023年4月に開設されたこともあり、教科書の選定や授業構成など、立ち上げの段階から関わらせていただき、多くの気づきを得ることができました。教員となった今思い出すのは、清泉の先生方から受けたきめ細かな指導のこと。一人ひとりの学生に向き合う先生方の姿勢は、私が理想とする教員そのものです。スペイン語の学びを通して、文化や風習、歴史など多くの知識を得たことで世界が広がったように、私の生徒にもスペイン語を学ぶ楽しさを感じてほしいと日々努力を重ねています。
大学では、毎年スピーチコンテストに参加。テーマ決めから原稿作成、スペイン語への翻訳、スピーチの練習と大変でしたが、終えたあとは達成感と同時にスペイン語力の向上を実感することができました。努力を積み重ねることが、自分の力となることを体験できた貴重な思い出です。清泉で身についた知識や経験が教員となった今に活かされているのはもちろん、在学時に築いた先生とのつながりが、心の支えとなっています。清泉での日々が私を大きく成長させてくれました。